タウンヒルズと消防本部跡地利用について

 綾瀬市はいま、タウンヒルズを解体して、消防本部跡地と一体として新たな商業施設をつくろうとしています。

 タウンヒルズは1つの建物の中に食品売り場と衣料品売り場、家電売り場、フードコート、ATMなどがあって、便利に使えますが、新たな施設では食品売り場と衣料品売り場、家電売り場はそれぞれ別の建物になり、不便になります。現在タウンヒルズからビバホームへは2階通路で渡れますが、それがなくなって道路を渡るようになって、これも不便になります。

 タウンヒルズの管理者は契約の継続を希望したのに、地権者が断りました。なぜでしょうか? 

 下記をクリックすると、市の再整備図案を見ることができます。

0925中心市街地再整備案図

 一方で、民間でつくるまちづくり研究会では、タウンヒルズをそのまま残して、消防本部跡地に「まちの駅」をつくる案を提案しています。

下記をクリックすると、まちづくり研究会案を見ることができます。

0925まちづくり研究会案

 どうするのが良いのかを考える上で、市の事業スケジュール案と、現在進んでいる状況や市の考え方、6月市議会での議論などを整理しました。

 参考になれば幸いです。市民の皆様のご意見をいただきたいと思います。

  事業スケジュール

内 容 時 期
基本協定の締結 令和5年2月下旬
旧消防本部庁舎跡地に株式会社ヤオコー・衣料品店を先行オープン 令和6年度中
施設全体のグランドオープン 令和9年度中

(注意)上記スケジュールは予定であり、変更になる場合があります。

 

 以下は、現在進んでいる状況です。

・消防署跡地とタウンヒルズ跡地をまとめてヤオコーと契約する。

・ヤオコーはすべての話の窓口になっている。

・ヤオコーとは月に何度もやり取りをしている。

・賃貸借の金額については相手があるので、相手との交渉事項で明らかにできるかできないか不明。

・土地の賃貸借期間については、今年度中に決まる。

・建設費、解体費は民間が負担。市の負担はない。

・ヤオコーはタウンヒルズの状況を実際に見ている。

・どういう店舗が入るかは、ヤオコーが決める。

・ヤオコーに対して、市民の要望を伝えることはできるが、個々人のバラバラの声は伝えられない。商工会とかの団体として、まとめて要望してほしい。

 以下は、6月議会の一般質問で、上田市議に対する栩秋部長の答弁です。

本事業用地の地権者会である綾瀬SC地権者会に対し、平成30年10月にタウンヒルズ事業運営会社から契約延長に関する文書による申入れがあった旨、地権者会から報告を受けております。また地権者会の総意として、次の事業提案等も聞くため、事業用定期借地権設定契約の延長は合意できない旨、令和2年2月に現在の運営事業者へ回答している状況を聞いております。

・既存施設の利活用につきましては、サウンディング型市場調査のときの公募上の公平性、対象区域の一体的利用に関する意見、当該事業者との協議など、地権者会を含めた最終的な判断としてより競争力を持った魅力的な施設とするため、現在の契約書に基づき事業用定期借地権設定契約の期間満了に合わせ、既存施設の取壊しを行い、旧消防本部庁舎跡地と一体で土地利用を図るよう判断し、プロポーザルを実施したところでございます。

施設の回遊性についての御質問でございます。こちらについても、具体的な内容については差し控えさせていただきますが、市としては、商業施設と周辺の公共施設との回遊性など、居心地がよく歩きたくなるような町なかを形成してまいりたいというふうに考えてございます。

・(市民は、今度の施設にフードコートがないのか、100円ショップ的なものはないのかということをとても心配されています)という質問に対して、こちらの内容につきましても、具体的な内容は、交渉中なので答弁は差し控えさせていただきますが、フードコートなどにつきまして、既存商業エリアにつきましては、令和9年中のオープンを目指しておりますので、御要望等があれば聞いてまいりたいというふうに考えてございます。