昨年12月市議会には市の園芸協会の皆さんが、「道の駅の早期整備を求める陳情」を提出しました。
農業振興に生かせるという趣旨でしたが、道の駅の整備と合わせて農業振興、地場産業の振興をどうやって図るかという市の構想がなければ、道の駅をつくったは良いが、市民のお荷物になるということもあります。
12月議会の一般質問では、どのような構想を持って事業を進めているのかを質しました。
道の駅を成功させるためには、市内の農商工団体や市民団体との協力関係を築くことが欠かせない。市としては是非、そういう皆様のご理解を頂き、協力して頂けるように務めて頂きたい。
また、「道の駅」の役割として地域観光の拠点として期待する向きもありますが、都市部から誘客し、周辺の施設やプログラム等に送り込む結節点とはなり得ても、道の駅そのものが旅の最終目的地とはなりにくいと指摘する人もいます。留意する必要がある、と指摘しました。
道の駅について市は他の議員の質問に対して、次のように答えています。
・道の駅のコンセプトは「綾瀬の魅力を感じられる場所」「富士山を眺望しながら時間を過ごせる、体験機能も展開できる」。
・総事業費25億円弱。国からの補助金は50%くらい。市の負担は14億円。
・年間利用者予測67万人。県道利用2万台から推計。年間売上6億2千万円。観光専門のコンサルタントが算出。
・駐車場、トイレなどは市が負担。年間1千万円程度の負担となる。
・レストランなどの売上部分は、指定管理者の独立採算とする。市への納付額は、事業者の提案事項とする。約3千万円以上を期待する。
・令和9年開業をめざす。市民や市内事業者とワークショップを行い、十分に意見を聞いていく。