綾瀬市で「新型ウィルス特例貸付金」貸付件数が450倍増、900件弱
コロナ禍で市民生活悪化が顕著 国、市は一層の支援を
コロナ禍が始まった今年、社会福祉協議会が扱っている「新型ウィルス特例貸付金」は3月末から12月17日までの貸付件数は900件弱。2件だけだった昨年と比べると約450倍と激増しています。相談件数は1738件。30件の昨年と比べて約60倍とこちらも激増。コロナ禍で生活が困窮している市民生活の状況が窺えます。
市の社会福祉協議会に電話して、今年3月末から来年3月末まで行っている「新型ウィルス特例貸付金」について12月17日現在の状況を聞きました。
貸付件数の内訳は、 新型コロナウイルス感染症の影響を受けて一時的に収入が減少した世帯が対象となる「緊急小口融資」が613件。失業や廃業をした世帯が対象となる総合支援貸し付けが266件と激増。
「新型ウィルス特例貸付金」とは、これまで行っていた緊急小口貸付と総合支援貸し付けの2つを1つにまとめたもので、3カ月連続で貸し付けをします。4人未満の世帯は上限10万円、を3カ月、4以上の世帯やその他の条件に該当する世帯は上限20万円を3カ月貸付。返済は10年以内120回払いでできるものです。
【緊急小口貸付】 一時的に収入が減少した人が対象。4人未満の世帯は上限10万円。
4人以上の世帯は上限20万円。世帯の中に要介護の人がいたり、小中学生がいて仕事に行けなくなった人がいる世帯も上限20万円。貸付けてから2年後に24回払いで返済を開始します。
【総合支援貸し付け】 失業や廃業をした世帯が対象。単身世帯は上限15万円、2人以上の世帯は20万円をそれぞれ3カ月連続で貸付。10年以内に120回払いで返済できます。
生活保護受給世帯数 昨年と大差ない。生活困難家庭も、生活保護までは至っていない。
4月 5月 6月 7月 8月
今年 697 698 702 699 698
昨年 708 711 713 710 698
綾瀬市事業継続支援給付金 1,136件、1億6,770万円給付 予算を超える実績
- )売り上げが前年比2割減の事業者に10万円(市内に所在する事業所を賃借している事業者には10万円を加算)給付。
綾瀬市中小企業雇用安定支援臨時給付金(予算1億4千万円)の利用は低調
12月18日現在 給付件数 170件 給付金額 4050万円
10月1日現在 給付金額 約3千万円 ※)国に雇用調整助成金を申請した企業に30万円(ただし、中小企業信用保険法第2条第3項第1号及び第2号に定める小規模企業者は20万円)給付。