10月1日、市の工業振興課に、コロナ対策で中小企業者に対して市が独自に行っている2つの臨時給付金の給付状況を聞きました。
事業継続支援臨時給付金は予算を超える実績。更なる対策が必要!
事業継続支援臨時給付金と雇用安定支援臨時給付金で、どちらも1億4千万円の予算に対して、事業継続支援給付金は件数1,136件、金額1億6,770万円と予算を超える実績。雇用安定給付金は12月28日まで申請が延期されましたが、10月1日現在3千万円の支給が決定されています。
売り上げが前年比2割減の事業者に10万円(市内に所在する事業所を賃借している事業者には10万円を加算)給付する事業継続支援臨時給付金は申請の条件が厳しくないため、多くの事業者が申請し給付を受けました。けれども、雇用安定給付金は、国に雇用調整助成金を申請した企業という条件があるため、国への申請がやりやすくなったとはいえ、まだまだ申請が少ないです。国の雇用調整助成金を申請した企業という条件を外して、支給すべきです。
コロナ禍はまだまだ続き、飲食業や宿泊、観光業を始め、製造業も厳しい状況が続きます。耐えられずに倒産・廃業する中小企業が出ています。政府は中小企業を支援するために、雇用調整助成金や持続化給付金、家賃補助の条件を緩和して更に実施すべきです。政府が不十分なところは、地方自治体が更なる充実を国に働きかけると共に、独自に実施すべきです。