地権者優先、大企業誘致の早川中央土地区画整理事業に反対する

市は中小企業を守れ!

「早川中央地区の土地区画整理事業反対」「大企業誘致反対」「ものづくりの街あやせを守れ」「中小企業の駐車場を奪うな」。

こういうのぼりが早川工業団地にある中小製造業の会社前や協同組合事務所に、たくさん立っているのをご存じでしょうか?

綾瀬市では、早川城山住宅地と早川工業団地の間にある畑を区画整理して、大企業を誘致するための工業用地を作ろうとしています。事業主体は地権者でつくる事業組合(まだ準備組合の段階)ですが、市が音頭をとって進めている事業で、市の補助金も2億4千万円出す計画です。

ところが、この対象地域には現在、早川工業団地組合の組合員事業者が10社127台分、そのほかにも35台分、合わせて162台分の駐車場を借りています。また、区画整理事業を進めて大企業を誘致することになるとこの駐車場がなくなり、駐車場を借りている事業所で働いている皆さんは通勤できなくなります。当然、仕事が続けられなくなり、死活問題です。

ほかに駐車場を借りれば良いとか、他所に移転すれば良いというかもしれませんが、事業所から駐車場までが遠くなると不便。他所に移転するには費用も時間もかかります。適地があるかどうかも分かりません。現在のままが最良なのです。

工業組合の皆さんは、この計画が持ち上がってから、市に対して何度も駐車場の確保を要望して来ましたが、市は何の対応もしないで区画整理事業を進めています。

この区画整理事業で、34人の地権者は土地を高く売ることができて収入を増やすことができますが、中小製造業者は死活問題。「市のやり方は、地権者の方しか向いていない」と怒りの声が上がっています。綾瀬市早川中央土地区画整理事業計画案

綾瀬市は「モノづくりの街」「中小製造業の街」を掲げていますが、その実態は地権者優先で、大企業を誘致して中小製造業を追い出す市政が進められています。これでは、中小企業の経営者もそこで働く労働者もたまったものではありません。

「市は中小製造業を守れ!」と声を上げ、早川工業団地の皆さんが事業を継続できるよう協力、支援をしていきましょう。